日本酒
「岩手らしさ」のある酒と酒づくり 、吾妻嶺酒造店の日本酒。
当蔵で製造する日本酒は「純米酒」および「純米吟醸酒」のみです。大吟醸酒は製造しておりません。
地元酒米農家との契約栽培により厳選した酒米を使用し、その米の旨みを最大限活かすため、そして豊かな岩手の食材とのマリアージュを愉しむために、あえて吟醸香(果物のようなフルーティな香り)を抑えた玄人好みの造りを心がけています。
酒質に徹底的にこだわるため、製造本数は仕込みの全てに目が届く年間3万本を限度としています。仕込み工程はもちろん、瓶詰めからラベル貼りに至るまで1本1本に心を込めた、完全手づくりの酒造りを行っています。
当蔵の起源は、1670年代に南部藩で初めて上方流の「澄み酒」をつくった近江商人村井権兵衛が志和村(現在の紫波町)に構えた「権兵衛酒屋」です。この「権兵衛酒屋」や現在の岩手県で最古の造り酒屋であると同時に、日本最大の杜氏集団である南部杜氏が誕生するきっかけとなった蔵であります。
歴史を紐解くと、当家(佐藤家)の祖先は京都の薬商人であり、室町時代から奥羽との交易のために度々この地を訪れており、その中で近江商人である村井家と親密な関係を築くに至りました。
当蔵は古くから、盛岡八幡宮や志和稲荷神社をはじめ、岩手県内9社の神社・八幡宮へ御神酒御用達を承っており、当蔵の誇り、誉れでございます。
Copyright©︎Azumamine Shuzoten. All right reserved.